男性看護師として働く際の心得

看護師は女性の仕事というイメージがありますが、実際は力仕事が多いことから男性が看護師として働くケースもあります。特に整形外科においては、患者の体を支える介助作業を行うことが多いため、男性の看護師が必要な人材として重宝されるのが現状です。
その一方で患者側が男性の看護師に対して忌避感を抱くこともあるため、看護の仕事に就きたいと考える男性は注意する必要があります。特に女性患者は医療関係者であっても男性に体を触られるのを嫌がる傾向があるので、介助を行う際には細心の注意を払うことが大切です。男性は力が強いので患者の体を支える力仕事に最適ですが、力を入れ過ぎて患者の体にあざを作ってしまうなどのトラブルを起こしてしまうケースもあります。

男性の看護師が整形外科で働く際は、患者の体に力をかけ過ぎないように気を配る姿勢を持つことが重要になります。特に高齢患者は加齢により筋肉や骨が衰えているので、わずかな圧力でも強い痛みやアザが生じるケースが少なくありません。意図せずに患者の体を傷つけてしまうおそれがあることから、丁寧な介助を心がける必要があります。
また、医療関係者は業務の性質上、常に清潔に保つことが大切です。男性はひげが伸びると不衛生で汚く見えてしまうことが多いので、こまめにひげそりを行って肌を綺麗な状態にすることを心がけましょう。ひげそり以外にも体臭やヘアスタイルなど、男性が無頓着になりやすい事柄については意識して改善に取り組む姿勢を持つことが看護師として働く際の心得となります。

■入門編:『整形外科のお仕事をしよう!