子育てなどの理由で離職した看護師が復職するためには、ブランクを解消するための工夫が必要になります。
一年程度の短い期間ならほとんど問題になりませんが、長期間職場を離れている方は復職するための準備をしなければいけません。

仕事に復帰するためには職場選びが重要で、仕事内容が簡単な医療機関ならブランクの解消がしやすいです。
しばらく働いていなかった看護師がよく選ぶのは透析クリニックで、作業が単純なので人気があります。
透析の作業はある程度パターン化しているため、しばらくやっていればすぐに慣れます。
作業そのものも患者さんの健康状態のチェックや、透析をするための準備など簡単なものなので復職したばかりの方でも働きやすいです。

数年程度離職していた方が復職する場合は、健診センターに就職すると仕事の感覚を取り戻しやすいです。
人間ドックや健康診断をする健診センターは、難しい作業はせず注射などの一般的な仕事を任されます。
検査をするだけなので患者の容態が悪化するなどの、トラブルもなくリラックスして働けます。
健診センターの仕事は検査のみなので夜間の仕事はなく、早めに帰れるので家庭との両立がしやすいです。

他のブランクのある看護師に向いている職場は、慢性期病院もあって多くの人が仕事をしています。
症状が長く続いている患者が多い慢性期病院は、急に容態が悪化するなどの問題は起こりづらいです。
毎日同じ作業を繰り返す職場なので仕事に慣れやすいです。